私がBIOチームに加わった当初は、売上が年々下がっている時期でした。
そこで、マーケティング部門や研究開発部門、さらに部門横断的なチームが一緒になって努力し、いろいろな対策を講じました。そこからとても効果的な戦略がいくつか生まれて、製品開発は非常にうまくいきました。その結果として、消費者を理解することができました。
結果的に、あれは成長のために必要なチャレンジだったと感じています。部門横断的なチームが一丸となって成し遂げられたということを、何よりも誇りに思っています。
例えば私が所属する研究開発部門は、メンバーの半数以上が日本以外の出身です。
様々なバックグラウンドを持った人たちの集まりなので<毎日たくさん話をして、いろいろな意見を出し合いながら仕事をしています。
それがイノベーションにつながっています。
もちろん、難しい部分はたくさんあります。
どうやって製品の消費者を見つけて、その消費者のニーズを本当の意味で理解するかは、難しいところです。
イノベーションのために必要なのは、テストを繰り返し、チャレンジし続けることです。例えば20回、30回とテストしても、思うような結果が得られないこともあります。それだけに、成功したときにはとてもやりがいを感じます。
ダノンは誰もが自由に意見を言い合える会社だと思います。
上司に気に入ってもらえなかったなどと、心配する必要はありません。あくまで意見であって、上司の誰かに反対しているわけではないのですから。自分の意見を持っていることは問題ではありません。
基本的に、ほとんどの場合は尊重してもらえます。